2026-05-01から1ヶ月間の記事一覧
「運動は体にいい」と言われても、なぜ脳にまで良い影響があるのかは長い間はっきりしませんでした。ところが「体の動きが脳の隠れた洗浄メカニズムを作動させる」と報じられた最新の研究が、その理由の一端を明らかにしました。歩いたり体をひねったりする…
体温を測るとき、私たちは脇の下や口に体温計を当てます。では、たった1つの細胞の中の温度を測ることはできるでしょうか。「量子『体温計』が生きたがん細胞の温度を測定」とNatureが報じた研究で、日本の研究チームがこの難題に挑み、細胞の内部で場所によ…
AIが兵器に使われるかもしれない。そう知ったとき、自分が開発に関わっていたらどうしますか。Google傘下のAI研究所で、研究者たちが行動を起こしました。「Google DeepMindの従業員が軍事AI契約をめぐり労働組合結成に投票」とWIREDが報じたニュースによれ…
ペットボトル、食品トレー、合成繊維の衣類。私たちの暮らしに欠かせないプラスチック製品は、廃棄後に細かく砕け、海や土壌を汚染しています。しかし問題はそれだけではありませんでした。「大気中のマイクロプラスチック・ナノプラスチックによる温暖化へ…
私たちの体には目があり、手足があり、内臓がある。これらの複雑な構造は、なぜ比較的短い期間に多様化したのか。進化生物学では長年「カンブリア爆発」と呼ばれる約5億4000万年前の大事件として語られてきました。ところが「What if the brain came first? …
プログラマーなら誰もが知るテキストエディタ「Notepad++」。20年以上Windowsの定番として親しまれてきたこのソフトに、突然「Mac版」が登場したというニュースが4月末にテック系メディアを駆け巡りました。ところが、「Notepad++ for Macのリリースを本家の…
「今日の天気は?」「おすすめのレストランは?」——ChatGPTやGeminiに話しかけるように検索するのは、2026年の今では当たり前です。しかし、この「質問をそのまま入力する」検索スタイルを約29年前にいち早く実現した検索エンジンがあったことをご存知でしょ…
夜空を見上げると、天の川が白い帯のように空を横切っています。美しい光景ですが、実はこの帯こそが天文学者を100年以上悩ませてきた「壁」でもあります。「天の川の『回避域』に太陽3万兆倍の超銀河団が潜んでいた」とSpace.comが報じた研究で、その壁の向…
Mac miniが買えない。2026年春、Apple製品の品薄といえばiPhoneの発売直後が定番でしたが、今回の主役は小さなデスクトップマシンです。原因はAIエージェントフレームワーク「OpenClaw」の爆発的な普及。「OpenClaw Put Apple Back in the AI Game—And Now T…
時間は常にプラスの方向に流れる。そんな当たり前の感覚が、量子の世界では通用しないかもしれません。「物理学者が実験室で「負の時間」を測定した」と報じられた研究で、光の粒子である光子が原子の雲を通過する際、滞在時間がマイナスになるという奇妙な…
「あなたの仕事はAIがやるので、明日から来なくていいです」。もし上司にこう言われたら、あなたはどうしますか。中国の裁判所がこの問いに明確な答えを出しました。「AIに置き換えるための解雇は違法だと中国の裁判所が判断」と報じられたこの判決は、AI時…
地球上のあらゆる生き物は、タンパク質を作るために同じ20種類のアミノ酸を使っています。バクテリアもヒトも植物も基本的には同じ20種類を使っており、この「20種の共通ルール」は生命の大前提と考えられてきました。ところが、そのルールに揺さぶりをかけ…
数学の未解決問題といえば、天才たちが何十年もかけて挑む知の最前線です。ところが2026年4月、数学の高度な学位を持たない23歳の青年が、ChatGPTに問題を与え、約80分の推論を経て60年来の難問を解いてしまいました。「数学者らがChatGPTを使い重要な発見を…
「幻覚を見る病気」にかからない人たちがいます。しかもその条件は、生まれつき目が見えないことです。「生まれつき目が見えない人は統合失調症を発症しない——この事実が精神疾患について教えてくれること」と題された解説記事によると、70年以上にわたる研…
新型コロナウイルスのワクチンから、がんの治療薬、環境汚染物質の分解まで。もし必要なタンパク質を自由自在に「設計」できるとしたら、医療や環境問題はどれだけ変わるでしょうか。2024年ノーベル化学賞を受賞したデイビッド・ベイカー教授率いる22人の研…
病院の救急外来に、肺の血管に血栓が詰まる肺塞栓症の患者が運び込まれました。治療で一度は改善したものの、再び容体が悪化。医療チームは薬が効いていないと考えましたが、AIは別の可能性に目を向けました。過去のカルテから自己免疫疾患のループスの既往…
AIにコードを書かせる時代が当たり前になりつつあります。しかし、その「頼れる相棒」自体にセキュリティの穴が見つかったらどうでしょうか。「GoogleがGemini CLIのCVSS 10脆弱性を修正、Cursorにもコード実行の欠陥」によると、GoogleのAIコーディングツー…
ChatGPTに悩みを相談したら、いつも味方になってくれた。でも、その「優しさ」が実は正確な情報を犠牲にしていたとしたら?オックスフォード大学インターネット研究所の研究チームが「AIを温かく訓練すると正確さが下がり、おべっかが増える」という論文をNa…
ChatGPTを作った会社を「非営利の理念を裏切った」と訴えている人物が、実はその会社の技術を自社AIの訓練に使っていた——そんな皮肉な事実が法廷で明らかになりました。「イーロン・マスク、xAIがOpenAIモデルでGrokを訓練したと証言」と報じられたこの証言…
カニといえば横歩き。子どもの頃に砂浜でカニを追いかけた経験がある人なら、あの素早い横移動を覚えているでしょう。ところが進化の歴史を見ると、「カニの体形」は何度も独立に生まれてきたのに、あの特徴的な横歩きはたった一度しか進化していなかったこ…
電気代の請求書を見るたびに、「もっと安いエネルギーがあれば」と思ったことはないでしょうか。太陽が何十億年も燃え続けるエネルギー源——核融合を地上で再現する研究が、大きな壁を乗り越えました。「トカマク装置で安定した核融合プラズマを1分間維持、同…
AIチャットボットに犯行をほのめかす会話が検知されていたのに、警察には通報されなかった——もし通報されていたら、8人の命は救われたのでしょうか。「OpenAI、カナダ・タンブラーリッジの銃撃事件遺族に提訴される」と報じられたこのニュースは、AI企業が「…
「メタル」といえばロックの一ジャンルですが、サソリの世界では文字通りの意味でした。Gizmodoが「サソリは文字通り"メタル"だったことが研究で明らかに」と報じたスミソニアン国立自然史博物館の研究によると、サソリは毒針やハサミに亜鉛、マンガン、鉄と…
心臓、肺、肝臓——移植を待つ患者にとって、臓器は文字通り命綱です。しかし提供された臓器の保存期間はわずか数時間から十数時間。この時間の壁を超えるために「臓器を凍らせて長期保存する」研究が進んでいますが、ガラス化保存した臓器にひび割れが生じて…
ウェブサイトを開いたとき、その文章が人間の手で書かれたものかどうか、あなたは見分けられるでしょうか。実は今、インターネットに新しく生まれるサイトの3分の1以上がAIによって作られています。「ChatGPT登場から3年、新規ウェブサイトの3分の1超がAI生…
宇宙からは目に見えない高エネルギー粒子が絶え間なく降り注いでいます。そうした粒子が厚い氷の中で粒子シャワーを起こすと、ごく微弱な電波が生まれる——そんな現象が60年以上前に理論として予言されていました。「南極の氷の奥深くで、長年予測されていた…
2016年、AIが世界チャンピオンの囲碁棋士を破ったニュースは世界中に衝撃を与えました。あの「AlphaGo」を生み出した研究者が今度は自分の会社を立ち上げ、人類が到達したことのない「超知能」の実現に挑んでいます。「元DeepMind研究者のAIスタートアップが…
中学や高校の理科で「ミトコンドリアは細胞のエネルギー工場」と習った方も多いでしょう。ところが、この小さな細胞内の器官には、教科書に載っていない驚きの能力が隠されていました。「ミトコンドリアが新しい"オルガネラ"を生み出せる」というNature誌の…
遺伝子を「書き換える」ことで病気の原因に直接働きかける。かつてSFの世界の話だった技術が、いよいよ現実の医療に手が届くところまで来ています。「CRISPR治療が最終段階の臨床試験で成功」と報じられたニュースによると、米バイオテクノロジー企業のイン…
夜空に輝く星の向こうに、私たちの目では見えない「何か」が宇宙を動かしています。宇宙全体のエネルギーの約68%を占めるとされるダークエネルギー。その正体は100年近く謎のままですが、いま、史上最大規模の観測プロジェクトがこの謎に新たな波紋を投げか…