宇宙探査
もし月面基地で火事が起きたら、消防車を呼ぶことはできません。宇宙服を着て外に逃げる時間もないかもしれません。NASAはこの深刻な問題に正面から取り組むため、月の表面で史上初の「火をつける」実験を計画しています。「NASA Planning to Set First-Ever…
「はやぶさ2」が小惑星リュウグウの砂を地球に届けたことは、多くの人の記憶に新しいでしょう。その成功を受け、日本の宇宙探査は次なるターゲットとして火星の衛星フォボスを見据えています。「日本の大胆な火星衛星フォボスへのサンプルリターン計画が打ち…
1977年に地球を旅立ち、木星や土星の鮮明な姿を地球に届けた探査機ボイジャー1号。いまは太陽圏を抜け、星間空間を飛ぶ、人類が作った最も遠い人工物です。その探査機から、また1つ観測装置の灯が消えました。NASAのジェット推進研究所(JPL)は「NASAがボイ…
スマートフォン、自動車、人工衛星。私たちの生活を支える電子機器には共通の弱点があります。それは「熱」です。現在の半導体チップは約200°Cを超えると動作が不安定になり、やがて壊れてしまいます。この温度の壁が、宇宙探査や地熱発電など極限環境でのエ…
ドローンといえば空撮や配送を思い浮かべる方が多いかもしれません。しかしNASAはいま、はるか14億km先の土星の衛星「タイタン」でドローンを飛ばす計画を本気で進めています。「NASAが核動力ドラゴンフライ・ドローンのタイタン・ミッション試験を公式に開…
火星は乾ききった赤い惑星として知られていますが、かつてそこに水があったことを示す証拠が次々と見つかっています。「火星に隠された完全に新しい鉱物を発見か」と題した報告によると、SETI研究所とNASAエイムズ研究センターの研究チームが、火星の巨大峡…
火星の大気中で実際に雷が発生していることを示す、決定的な証拠が見つかりました。科学メディアの「火星で初めて雷の『ウィスラー波』を検出、研究チームが発表」というニュースによると、研究チームがNASAの火星探査機MAVENのデータを分析した結果、雷放電…
2023年、NASAのOSIRIS-REx(オシリス・レックス)ミッションが地球に持ち帰った小惑星ベンヌのサンプルから、生命の基本構成要素であるアミノ酸が発見されました。この発見は、生命の起源に関する従来の常識を覆す可能性を秘めています。「小惑星ベンヌでの…
宇宙の神秘を解き明かす鍵は、ミクロの世界の不思議な現象「量子もつれ」にあるかもしれません。アリゾナ大学やNASAゴダード宇宙飛行センターなどの研究チームは、量子力学の性質を利用して、これまでにない高解像度の天体画像を撮影する画期的な手法を提案…
宇宙探査の未来は、意外な資源にかかっているかもしれません。それは、私たちの生活に欠かせない「水」です。カリフォルニアを拠点とするスタートアップ企業、General Galactic(ジェネラル・ギャラクティック)は、水を燃料に変えて衛星を飛ばすという画期…
夜空に輝く無数の星々の中には、時折、私たちの太陽系外からやってくる珍しい訪問者が混ざっています。2026年2月現在、太陽系を離れつつある3I/ATLAS(アトラス彗星)もその一つです。この天体は、太陽系外から飛来したことが確認された史上3番目の「恒星間…
50年以上ぶりに人類が月を目指す歴史的なプロジェクトが、いよいよ重要な局面を迎えました。BBC Sky at Night Magazineが報じた「アルテミスIIの宇宙飛行士、隔離期間へ」によると、ミッションに参加する宇宙飛行士たちは打ち上げに向けた最終準備として隔離…
夜空を見上げるたびに、宇宙の広大さと奥深さを感じます。このたび、AIの驚くべき活躍により、ハッブル宇宙望遠鏡が35年間にわたって蓄積してきた膨大なデータから、1300以上の異常天体が発見されました。 この画期的な発見は、「AIがハッブル宇宙望遠鏡のア…
地球の水はどこから来たのでしょうか? 地球表面の約70%を覆う水は、初期の高温な地球では液体として存在し得なかったと考えられており、隕石や彗星といった外部からの供給によって運ばれてきたという説が長年有力視されてきました。しかし、NASAの研究チー…
私たちの命を支える空気や水に欠かせない酸素。太陽系最大の惑星である木星の内部には、太陽を上回るほどの酸素が存在する可能性が、最新の研究「木星には太陽を上回る酸素が存在、最新のシミュレーションで判明」で示されました。 この研究は、シカゴ大学や…
オーストラリア西部の砂漠に設置された電波望遠鏡「MWA(マーチソン・ワイドフィールド・アレイ)」が、天の川銀河の南側を驚くべき鮮明さで捉えた最新画像を公開しました。宇宙科学メディアの「天の川銀河の隠された巨大構造を捉えた最新画像」などが報じた…
2029年、地球に極めて近い距離まで接近する小惑星アポフィス。この歴史的な機会を捉え、欧州宇宙機関(ESA)と宇宙航空研究開発機構(JAXA)が協力し、アポフィスの挙動を詳細に観測する国際共同探査ミッション「Ramses」が動き出しています。この取り組みは…
月の表面には大気がほとんど存在しませんが、地球の大気が何十億年もの時間をかけて、少しずつ月へと流出している可能性が最新の研究で明らかになりました。地球の磁場が、大気中の粒子を月の表面へと送り込む役割を果たしているという興味深い説が浮上して…
宇宙の新発見について、誰かと語り合ったことはありますか?NASAの火星探査車「パーサビアランス」が、赤い惑星で「奇妙な音」をキャッチしたというニュースが、今、世界中の専門家の間で大きな話題になっています。この音は単なる雑音ではなく、火星の薄い…
月面には、私たちが想像する以上に複雑な歴史が隠されているのをご存知でしょうか。NASAの月探査機ルナー・リコネサンス・オービター(以下、LRO)が捉えた新たな画像から、月の表面に広がる巨大な割れ目である地溝が、数十億年前に月が内部から引き裂かれた…
シベリアの永久凍土の奥深く、およそ4万6000年もの間、仮死状態で凍結していた微小な線虫が、研究者たちの手によって蘇生しました。太古の動物の巣穴に閉じ込められ、永久凍土に保存されていたこの小さな生物は、実験室で生命の息吹を取り戻し、さらには繁殖…
私たちの太陽系の外には、これまでに6,000個を超える「系外惑星」が発見されています。しかし、その惑星の周りを回る「太陽系外衛星(エクソムーン)」は、いまだ一つも確認されていませんでした。この長年の謎が、ついに解き明かされるかもしれません。 最…
宇宙に生命はいるのでしょうか。遠い星の話に聞こえるかもしれませんが、実は私たちの太陽系内にも、生命が存在しうる場所が隠されているかもしれません。 最近、「太陽系の氷衛星では海が沸騰していても生命は生存できる可能性がある」という興味深い研究が…
心身の健康に不可欠なアミノ酸「トリプトファン」。この生命の重要な材料が、はるか宇宙の小惑星「ベンヌ」から発見されたというニュースが飛び込んできました。これまで宇宙空間で見つかっていなかった複雑なアミノ酸の発見は、生命の起源の謎を解き明かす…
地球でも過去に何度も訪れた「氷河期」。実は、遠い火星にも存在したことをご存知でしょうか。 地球の気候変動がニュースで頻繁に取り上げられますが、火星もまた、過去に大規模な氷河期を経験し、その痕跡が今もなお地表に刻まれています。 今回は、欧州宇…
土星の衛星エンケラドゥスで、これまで知られていた南極だけでなく、北極からも熱が放出されていることが明らかになりました。この発見は「エンケラドゥスの北極からの熱漏出は、その海の古さと生命への期待を高める」という研究で報告されたもので、氷の地…
遥か彼方の宇宙に広がる、厚い氷に覆われた世界。木星の衛星エウロパや土星の衛星エンケラドゥスといった天体には、その氷の下に生命を育む可能性を秘めた広大な海が広がっていると考えられています。しかし、この分厚い氷の壁を突破し、未知の海を探査する…
私たちの太陽系が、その果てで数万度にも達する高温の「壁」に覆われている——。まるでSFのような話ですが、これはNASAのボイジャー探査機が実際に観測した現象です。 太陽系の境界付近で発見されたのは、3万〜5万ケルビンという驚異的な高温領域でした。この…
土星の衛星「タイタン」で、これまでの化学の常識を覆す驚くべき発見がありました。私たちの身近な科学のルールが、宇宙の極限環境では通用しないことがあるのかもしれません。この度、チャルマース工科大学とNASAの研究チームが、タイタンの過酷な環境下で…
土星の衛星エンケラドゥスから、生命の存在を強く示唆するニュースが飛び込んできました。この発見は、地球外生命の可能性を現実的なものとしており、海外メディアでも「土星の衛星に生命の有力な兆候」などと報じられています。 かつて土星を探査した探査機…