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進化

頭を持つ最古の動物は「右利き」だった、5億5000万年前の化石が語る利き手の起源

箸を持つ手、字を書く手。日本人の多くは無意識に右手を選びますが、その「利き手」のルーツが、5億5000万年前の海をはっていた小さな生き物にまでさかのぼるかもしれません。「頭を持つ最古の動物は、知られる限り最古の"右利き"でもあった」という研究が、…

ウーパールーパーの仲間は数百万年前から、メキシコで新種化石を発見

つぶらな瞳とふさふさのエラで、日本でもペットとして人気のアホロートル。「ウーパールーパー」の愛称で知られるこの生き物の仲間は、いつごろ地球に現れたのでしょうか。メキシコの研究チームが「メキシコで新種の化石アホロートルを特定」と発表し、その…

宿主の遺伝子で自分を置き換える寄生植物、生き延びるための驚きの戦略

家庭菜園でトマトやナスを育てていると、雑草にまぎれて他の植物にからみつく「やっかいもの」に出くわすことがあります。植物の世界には、養分を自分で作らず、まるごと他の植物に頼って生きる種類が存在します。そんな寄生植物の一つが、宿主由来のDNAで自…

長生きが「割に合わない」理由、進化が残した老化のからくり

日本は世界でも有数の長寿国で、平均寿命は男女ともに80歳を超えています。ところが「長く生きられるようになった分、最後まで元気でいられるか」というと、必ずしもそうではありません。寝たきりや病気を抱える期間が延びてしまう、いわゆる健康寿命との差…

クシクラゲの細胞をイソギンチャクへ。1世紀の謎を超え動物の起源に迫る移植実験

私たちの体は、たった1個の受精卵から始まります。それがどうやって、頭からお尻まできちんと向きのそろった複雑な体になるのか。この素朴で大きな謎に、海の生き物どうしの「細胞の引っ越し」で挑んだ研究が登場しました。Nature誌が報じた「生命の系統樹を…

私たちの体が変異から守られている理由、鍵を握る『マスタータンパク質』HSP90

健康診断の結果に一喜一憂したことはありませんか。ところが私たちのゲノムを丁寧に読み解くと、本来なら病気を引き起こしてもおかしくない遺伝子の変異が、実は誰の体にもたくさん潜んでいることが知られています。それでも多くの人が無事に暮らしていける…

多細胞生命の起源は遺伝子ではなく物理?新仮説が描く進化像

私たちの体は、たった一つの受精卵から始まって、心臓や脳など複雑な臓器を持つ一つの個体へと育っていきます。これは長年「遺伝子の設計図が正しく読み込まれていくから」と説明されてきました。しかし最近、カリフォルニア工科大学の研究チームが「多細胞…

15億年前のタンパク質ネットワークが隠れた病気の遺伝子を暴く

人間の遺伝子の半分くらいは、想像もつかないほど大昔の単細胞生物から受け継いだものだ、と聞くと驚かれるかもしれません。実はその気の遠くなる時間の中で、私たちが今かかる病気の手がかりが眠っているという研究が報告されています。Phys.orgの記事「15…

私たちは皆「アスガルド人」?真核生物の起源は20億年前の古細菌

夜の食卓に並ぶしいたけも、庭に咲くアサガオも、私たち人間も――じつは20億年以上前の共通の祖先から枝分かれしてきた可能性があります。米国とオランダの研究チームが、動物・植物・菌類など複雑な生命の起源に迫る有力な手がかりを示したと話題になってい…

T.レックスの腕はなぜ小さい?82種の恐竜分析で謎が解明

恐竜が大好きな子どもが博物館でティラノサウルス・レックスの全身骨格を見上げて、必ず一度はこう尋ねます。「どうしてこんなに大きいのに、腕だけ短いの?」と。大人でもうまく答えられない、この長年の謎にようやく説得力のある答えが出てきました。SciTe…

腸活で人気の細菌が海でも活躍、ヒトの腸とコンブをつなぐ古代のツールキット

ヨーグルトやサプリの広告で「腸内細菌を整える」というフレーズをよく目にするようになりました。一方、海の専門家の間では、コンブやわかめに含まれるフコイダンを分解する細菌がじわじわ注目されています。一見まったく別の話に見えるこの二つが、実は同…

ヘビはなぜ脚を失ったのか、1億年の進化で身につけた「超能力」の謎

庭先や公園の草むらでヘビを見かけて、ぎょっとした経験はないでしょうか。手足のない細長い体で素早く滑り、木に登り、海も泳ぐ。改めて考えると不思議な生き物です。「1億年以上の進化:ヘビはいかにして脚を失ったのか」と題されたKnowable Magazineの記…

生命の「共通ルール」を破るDNAが偶然見つかった、大学の池から

地球上のほぼすべての生き物は、同じ「遺伝暗号」のルールに従っています。DNAに書かれた4文字の組み合わせが、どのアミノ酸として読み取られるかを決め、どこでタンパク質の合成を止めるかを指示する。このルールは細菌からヒトまで共通で、だからこそ「普…

「脳が先だった」5億年前のカンブリア爆発、進化の順番が覆るかもしれない

私たちの体には目があり、手足があり、内臓がある。これらの複雑な構造は、なぜ比較的短い期間に多様化したのか。進化生物学では長年「カンブリア爆発」と呼ばれる約5億4000万年前の大事件として語られてきました。ところが「What if the brain came first? …

進化は何度もカニを作るのに「横歩き」だけは一度きり、2億年前の謎に迫る

カニといえば横歩き。子どもの頃に砂浜でカニを追いかけた経験がある人なら、あの素早い横移動を覚えているでしょう。ところが進化の歴史を見ると、「カニの体形」は何度も独立に生まれてきたのに、あの特徴的な横歩きはたった一度しか進化していなかったこ…

サソリの武器は「本物の金属」で強化されていた、18種の調査で判明した驚きの戦略

「メタル」といえばロックの一ジャンルですが、サソリの世界では文字通りの意味でした。Gizmodoが「サソリは文字通り"メタル"だったことが研究で明らかに」と報じたスミソニアン国立自然史博物館の研究によると、サソリは毒針やハサミに亜鉛、マンガン、鉄と…

ミトコンドリアが「新しい細胞小器官」を生む瞬間、細胞進化の常識を覆す発見

中学や高校の理科で「ミトコンドリアは細胞のエネルギー工場」と習った方も多いでしょう。ところが、この小さな細胞内の器官には、教科書に載っていない驚きの能力が隠されていました。「ミトコンドリアが新しい"オルガネラ"を生み出せる」というNature誌の…

人類の「文化」は自然の力になった、地球を変えた暴走フィードバックの正体

毎日食べるお米は、もともと野生の草を何千年もかけて品種改良したものです。住んでいる街は、かつて森や湿地だった場所を切り開いて作られました。私たちの暮らしそのものが、地球の姿を変え続けています。「地球を変える新たな自然の力が見つかった、と研…

天敵バロアダニに強いミツバチ、カリフォルニアの雑種集団が自然に進化

スーパーに並ぶリンゴやイチゴ、アーモンド。こうした作物の多くは、ミツバチなどの送粉者に支えられています。しかし世界中で、そのミツバチが「ある小さな敵」に脅かされています。体長わずか1〜2mmのダニです。「カリフォルニアの雑種ミツバチ集団がバロ…

犬は本当に「歌っている」?音楽に合わせて音程を変える能力を研究が示す

飼い犬が音楽に合わせて遠吠えする動画は、SNSでもおなじみの光景です。「うちの子、歌ってるみたい」と微笑む飼い主は多いでしょう。しかし、それは単なる思い込みではないかもしれません。「犬には真の音楽的能力がある」とEarth.comが報じた研究によると…

進化はサイコロを振らない?AIが暴いた遺伝子の「隠れた法則」

進化はランダムだ——生物の教科書にはそう書かれています。突然変異は偶然に起き、環境に合ったものだけが生き残る。ダーウィン以来、進化はそのように理解されてきました。ところが、「進化はランダムではなく予測できることを示した研究が「革命的」と評価…

9900万年前のアリの生態に新発見!琥珀が明かす進化の秘密

琥珀に閉じ込められた古代のアリが、現代のアリと共通する驚くべき生態を持っていたことが明らかになりました。研究チームの発表によると、白亜紀のアリは現代のアリと同様に複雑な社会生活を送り、他の生物とも密接に関わり合っていたことが判明しました。…

生命の起源に迫る発見!45塩基のRNAが自己複製、日本の研究も加速

生命の起源において、DNAやタンパク質が登場する前に「RNA」が主役を務めていたとするRNAワールドという仮説があります。RNAは遺伝情報を伝えるだけでなく、自ら化学反応を促す触媒(リボザイム)としても働くユニークな分子です。しかし、この仮説を裏付け…

1億5000万年前の鳥類化石、中国で発見!始祖鳥と異なる進化の道

これまで、鳥の進化の初期段階を物語る証拠は、ドイツで発見された始祖鳥がほぼ唯一の存在でした。約1億5000万年前の地層から見つかった始祖鳥は、羽毛や翼を持つ一方で、歯や爪など恐竜の特徴も色濃く残しており、その飛行能力については長年議論が続いてき…

頭に穴?米国の奇妙な魚が明かす、音を操る進化戦略

皆さんは「潮だまり」と聞いて、どのような光景を思い浮かべるでしょうか。潮が引いた後に海岸に残る小さな池は、小魚やカニが泳ぐ身近な自然の観察場所です。しかし、北米ワシントン州の海岸には、私たちの想像を超える奇妙な姿をした魚が潜んでいます。そ…

DNA半分削除のクモ発見!進化の常識覆す、日本の島嶼生物にも示唆

カナリア諸島で発見された一匹のクモが、これまでの生物学の常識を覆す驚くべき事実をもたらしました。科学メディアの「DNAの半分を削除したクモ:科学の常識を覆す島での進化」というニュースによれば、一般に進化とは新しい能力を獲得したり構造を複雑にし…

5億年前の脳を発見!昆虫進化の謎、日本の技術で解明へ

冬の寒さの中でも、私たちの身の回りには多くの虫たちが息づいています。彼らの祖先は一体どんな姿をしていたのでしょうか。今回、中国で発見された約5億2000万年前の生物の化石から、脳や神経系といった驚くほど保存状態の良い内部構造が見つかりました。ま…

『Nature』最新研究!動物の陸上化11回、ゲノムが語る共通戦略

私たち日本人も、古くから自然と共に生きてきました。山や海、そして身近な野山にも、様々な生き物たちの営みがありますよね。そんな生き物たちが、どのようにして水の世界から陸の世界へと進出してきたのか、その進化の過程に迫った興味深い研究が登場しま…

SFが現実に?単一遺伝子でハエの行動が「転移」進化の常識が変わる

ハエのオスがメスを誘う求愛行動は、種によって全く異なります。ある種は歌うように羽を震わせ、またある種は食べ物を吐き戻してプレゼントします。今回、こうした複雑な行動が、たった一つの遺伝子を操作するだけで種の壁を越えて「転移」させられるという…

生物学の常識覆すアリ女王:別種をクローンし「家畜化」するSF戦略

今月、イベリアハーベスターアリ(学名: Messor ibericus)の女王が、全く別の種のオスをクローンして産み、その子孫であるハイブリッドワーカーを「下位の軍隊(subaltern army)」として利用するという、SFのような繁殖戦略が明らかになり、科学界に衝撃を…