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私たちの身の回りにある物質は、すべて「ボソン」と「フェルミ粒子」という2種類の粒子で構成されています。ボソンは光子のように互いにすれ違うことができ、フェルミ粒子は電子のように同じ場所に重なり合わない性質を持っています。しかし、物理学の世界で…
宇宙の膨張速度を測定する精度が、ついに1%という驚異的な領域に到達しました。これは、宇宙の進化を解き明かす鍵となるハッブル定数の測定精度が飛躍的に向上したことを意味します。ハッブル定数とは、現在の宇宙がどれほどの速さで膨張しているかを示す基…
脳の神経回路を再現する技術が大きな進化を遂げています。イギリスの研究チームが開発した「BioConNet」は、3Dプリント技術とマイクロ流体技術を組み合わせ、人間の脳の表面を覆い高次な機能を司る大脳皮質に近い神経回路を培養することに成功しました。この…
NASAが宇宙開発の歴史を塗り替える大きな一歩を踏み出そうとしています。有人の月周回ミッションである「アルテミスII」において、初の黒人宇宙飛行士となるビクター・グローバーと、初の女性宇宙飛行士となるクリスティーナ・コックが選出されました。今回…
宇宙の果てには、地球の海の140兆倍という、想像を絶する量の水が存在する場所があります。科学ニュース「ブラックホールの周囲に地球の海140兆倍もの水を発見」などによれば、研究チームはこれまでで最も遠く、かつ最大規模の「水の貯蔵庫」を特定しました…
火星の大気中で実際に雷が発生していることを示す、決定的な証拠が見つかりました。科学メディアの「火星で初めて雷の『ウィスラー波』を検出、研究チームが発表」というニュースによると、研究チームがNASAの火星探査機MAVENのデータを分析した結果、雷放電…
琥珀に閉じ込められた古代のアリが、現代のアリと共通する驚くべき生態を持っていたことが明らかになりました。研究チームの発表によると、白亜紀のアリは現代のアリと同様に複雑な社会生活を送り、他の生物とも密接に関わり合っていたことが判明しました。…
地球温暖化が進む中、東部熱帯太平洋と南極海の一部が冷却するという不思議な現象が、長年研究者たちを悩ませてきました。この「太平洋の謎」は、世界気候研究計画(WCRP)が最重要課題の一つに指定するほどの難問でしたが、最新の気候モデルを用いた研究に…
2023年、NASAのOSIRIS-REx(オシリス・レックス)ミッションが地球に持ち帰った小惑星ベンヌのサンプルから、生命の基本構成要素であるアミノ酸が発見されました。この発見は、生命の起源に関する従来の常識を覆す可能性を秘めています。「小惑星ベンヌでの…
がん治療の分野で、細菌を遺伝子工学的に改変し、腫瘍を内側から分解するという画期的なアプローチが注目を集めています。カナダのウォータールー大学の研究チームは、酸素のない環境で増殖するクロストリジウム・スポロジェネスという細菌を利用した新しい…
ミツバチの巣箱の中で、一体どこでコミュニケーションが行われているのか気になったことはありませんか?ミツバチたちは、ワグルダンスと呼ばれる8の字型の独特な動きによって、餌場の場所や質を仲間に伝えています。このダンスが行われる特定の領域は「ダン…
研究チームがこれまでに観測された中で最も明るいマイクロ波レーザーであるギガマーザーを発見しました。このニュースは「深宇宙で発見された史上最も明るいマイクロ波レーザー「ギガマーザー」」として報じられています。 地球から80億光年以上という途方も…
日本の宇宙技術に革命をもたらす画期的なプロジェクトが進行しています。住友林業と京都大学が共同開発した世界初の木造人工衛星「リグノサット」が、いよいよ打ち上げの時を迎えようとしています。「日本のチームが世界初の木造衛星を打ち上げへ」というニ…
水をロケット燃料に変えるという革新的な技術が、宇宙開発のあり方を根本から変えようとしています。宇宙開発スタートアップのGeneral Galacticは、2026年10月に水ベースの推進技術の実証実験を予定しており、宇宙空間での持続可能な燃料供給の実現を目指し…
NASAの火星探査車キュリオシティは、火星の地表で「クモの巣」のように広がる網目状の地形を間近で観察することに成功しました。これはボックスワークと呼ばれる、高さ約1〜2メートルの低い稜線がネットワーク状に広がる地質構造です。この地形は、かつて地…
グリーンランドの氷床内部で、驚くべき現象が起きていることが明らかになりました。何千年も前から続く巨大な氷の塊が、まるで鍋で煮えたぎるパスタのように渦を巻いて動いているというのです。ベルゲン大学などの研究チームは、この長年の謎を物理学の視点…
化学界で70年間もの間、不可能とされてきた難題がついに解決されました。銅を原子の核に持つ安定な化合物、銅メタロセンの合成に研究チームが世界で初めて成功したのです。このニュースは「70年の空白を埋める世界初の安定な銅メタロセンの合成に成功」とし…
SpaceXは2月21日、わずか18時間の間にカリフォルニアとフロリダから2回のStarlink衛星打ち上げを成功させ、ロケット再利用の新記録を樹立しました。この快挙により、SpaceXが展開する衛星ブロードバンドインターネットサービス「Starlink」が運用する、多数…
NASAの火星探査車キュリオシティが、火星にかつて生命が存在した可能性を示す、極めて重要な証拠を発見しました。火星のゲールクレーター(約38億年前に形成され、かつて湖が存在したとされる場所)で採取された岩石サンプルから、地球上では生物が生成する…
アンドロメダ銀河で、天文学の常識を揺るがす驚きの現象が観測されました。地球から約250万光年離れた場所で、太陽の約13倍もの質量を持つ巨大な星(大質量星)が、劇的な爆発を起こすことなく、静かにブラックホールへと姿を変えたのです。 天文学の世界で…
宇宙の神秘を解き明かす鍵は、ミクロの世界の不思議な現象「量子もつれ」にあるかもしれません。アリゾナ大学やNASAゴダード宇宙飛行センターなどの研究チームは、量子力学の性質を利用して、これまでにない高解像度の天体画像を撮影する画期的な手法を提案…
宇宙探査の未来は、意外な資源にかかっているかもしれません。それは、私たちの生活に欠かせない「水」です。カリフォルニアを拠点とするスタートアップ企業、General Galactic(ジェネラル・ギャラクティック)は、水を燃料に変えて衛星を飛ばすという画期…
この地下水の中では、ウランやトリウムなどの放射性元素が周囲の岩石と反応し、放射線分解という現象を引き起こします。これにより生成される水素が、太陽光の届かない場所で生きる微生物群集の主要なエネルギー源となっているのです。この発見は、火星や土…
3Dプリンティング技術の進化は目覚ましく、医療から工業製品まで幅広い分野で応用が広がっています。しかし、従来の方式は材料を層ごとに積み重ねるため、高解像度と高速化の両立が難しいという課題がありました。 こうした中、「ネイチャー」に掲載された最…
金星の厚い雲の下に、これまで想像されていたよりも遥かに巨大な地下空洞が隠されていたことが明らかになりました。イタリアの研究チームが最新の解析技術を用いた調査により、直径約1キロメートルにも及ぶ巨大な地下の溶岩管の存在を確認しました。 この「…
博物館には数多くの貴重な生物標本が保管されています。特に進化論を提唱したチャールズ・ダーウィンが、19世紀のHMSビーグル号の航海で採集した標本は、科学史上極めて高い価値を持つ資料です。これらの標本を長期間保存するための「保存液」がどのような成…
生命の起源において、DNAやタンパク質が登場する前に「RNA」が主役を務めていたとするRNAワールドという仮説があります。RNAは遺伝情報を伝えるだけでなく、自ら化学反応を促す触媒(リボザイム)としても働くユニークな分子です。しかし、この仮説を裏付け…
日本の夜空を見上げると、無数の星が輝いています。古くから私たちは星空を愛で、そこに季節の移り変わりを感じてきました。しかし、2025年7月の夏、その静かな星空の向こう側から、これまでの常識を覆す驚くべき信号が地球に届きました。約7時間もの間、途…
夜空に輝く無数の星々の中には、時折、私たちの太陽系外からやってくる珍しい訪問者が混ざっています。2026年2月現在、太陽系を離れつつある3I/ATLAS(アトラス彗星)もその一つです。この天体は、太陽系外から飛来したことが確認された史上3番目の「恒星間…
火星の火山が、これまで考えられていたよりもはるかに複雑なプロセスを経て形成されていたことが明らかになりました。研究チームによる最新の研究は、これまで短期間の単純な噴火によるものと考えられてきた火星の火山活動に関する定説を覆しました。火星の…