ゲーム情報メディア「ファミ通」が発表した、2025年10月13日~19日の国内ゲームソフト・ハード週間販売データによると、今週は新作『Pokémon LEGENDS Z-A』が圧倒的な強さを見せ、ソフトウェア・ハードウェアの両市場を大きく牽引しています。
ソフトウェア動向:『ポケモン』新作が合計148万本を売り上げ初登場1位
今週のソフトウェアランキングでは、Nintendo Switch向けに発売された『Pokémon LEGENDS Z-A』が初登場。通常版と特別版の合計で、初週148万本以上という驚異的な販売本数を記録し、ランキングの1位と2位を独占しました。
また、PlayStation 5向けの『ゴースト・オブ・ヨウテイ』も週間1万8930本を売り上げ、累計販売本数を16万5902本に伸ばすなど、他の新規タイトルも健闘しています。
定番の人気タイトルも引き続き好調で、トップ10には以下のタイトルがランクインしました。
- 『マリオカート ワールド』(Nintendo Switch 2):5万5996本(累計193万1393本)
- 『Super Mario Galaxy + Super Mario Galaxy 2』(Nintendo Switch):1万1129本(累計7万9477本)
- 『Minecraft』(Nintendo Switch):4984本(累計402万8096本)
- 『鬼滅の刃 ヒノカミ血風譚2』(Nintendo Switch):4064本(累計13万9111本)
ハードウェア動向:『ポケモン』効果でSwitchシリーズの販売が3倍以上に
『Pokémon LEGENDS Z-A』の発売はハードウェア市場にも絶大な影響を与え、Nintendo Switchシリーズ全体の販売台数を大幅に押し上げました。週間販売台数は、シリーズ合計で前週の7万991台から22万5397台へと3倍以上に急増し、他のゲーム機を大きく引き離しています。
今週の主なゲーム機の販売台数は以下の通りです。
- Nintendo Switchシリーズ: 合計 22万5397台
- PlayStation 5シリーズ: 合計 1万2085台
- Xbox Series X/Sシリーズ: 合計 188台
まとめ:『ポケモン』新作が示した市場への影響力と今後の展望
今週のランキングは、『Pokémon LEGENDS Z-A』という強力なIP(知的財産)が、ソフトとハードの両市場にいかに大きな影響を与えるかを改めて示す結果となりました。一つの大型タイトルが市場全体を活性化させるという、ゲーム業界ならではの特色が表れています。
その一方で、PlayStation 5向けの『ゴースト・オブ・ヨウテイ』のような独創的な新規タイトルも着実にファン層を広げており、市場の多様性も維持されています。年末商戦に向けて各社からどのようなタイトルが登場し、市場がどう動いていくのか、今後の展開が注目されます。
