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『FF7リメイク』完結後も続く? スクエニが「4作目」やDLCを検討、IP戦略にも注目

多くのファンが待ち望む『ファイナルファンタジーVII』のリメイクプロジェクト。すでに2作品が発売され、物語はいよいよクライマックスへと近づいていますが、三部作の完結後も新たな展開が用意されている可能性が浮上しました。海外メディアの報道「スクエニ、『FF7リメイク』3作目のDLCや4作目の可能性を積極的に検討中」で、その詳細が明かされています。

ファンの声を最優先し、完結編の開発に注力

開発チーム内では当初、『ファイナルファンタジーVII リバース』と完結編となる3作目の間に、ダウンロードコンテンツDLC)を発売する構想があったようです。

しかし、ファンが最も望んでいるのは「物語の続きを一日でも早く体験したい」ことだと判断し、3作目の早期リリースを最優先するため、このDLC計画は見送られました。

前作『FINAL FANTASY VII REMAKE INTERGRADE』でユフィを主人公とした追加エピソードが好評だったことを考えると、これは大きな決断と言えるでしょう。ファンの声に真摯に耳を傾ける開発チームの姿勢がうかがえます。

三部作完結後も物語は続く? DLCや「4作目」の構想

驚くべきことに、物語が3作目で完結した後にも展開が検討されています。『ファイナルファンタジーVII リバース』の開発スタッフが海外メディアのインタビューで語った内容によると、3作目の完結後に物語を補完するDLCや、全く新しい4作目となるゲームタイトルの制作まで「積極的に検討している」ことが明かされました。

これは、リメイクプロジェクトが当初の三部作という枠を超え、さらに壮大な物語へと発展する可能性を示唆しています。

また、開発スタッフからは、リメイク3作目のエンディングが、かつて映像作品として公開された『ファイナルファンタジーVII アドベントチルドレン』の物語につながる部分があるとの発言もありました。このことから、3作目以降の展開では、『アドベントチルドレン』の物語がゲームとして描かれる可能性も考えられます。

リメイクの枠を超えるIP戦略の新たなモデル

リメイクプロジェクトの長期的な展望は、日本のゲーム業界全体にとっても重要な意味を持ちます。「FF7」という強力なIP(知的財産)をどのように進化させ、ファンに届け続けるのか。その戦略は、他のゲーム会社が自社の人気シリーズを展開する上での新たなモデルケースとなるでしょう。

ゲーム発売後もDLCによって新たな体験を提供し、作品の寿命を延ばすビジネスモデルは今や珍しくありません。しかし、リメイク作品が完結したさらにその先、全くの新作まで見据えるという構想は、IPの価値を最大限に引き出す野心的な試みです。

過去の名作を現代の技術で蘇らせるだけでなく、ファンの期待に応えながら世界観を拡張していく。この挑戦は、長く愛されるシリーズであり続けるために、常に進化し続けることの重要性を示しています。

ファンの期待が未来を創る『FF7』の世界

ファイナルファンタジーVII リメイク』プロジェクトは、単なるリメイクに留まらず、「FF7」という世界そのものを未来へつなげようとしているようです。特に印象的なのは、ファンの声を汲み取って開発の優先順位を決めた点であり、クリエイターとファンの対話がこれからの物語を形作っていくのかもしれません。

3作目で描かれるクライマックスはもちろん、その先に待つかもしれない新たなエピソードや「4作目」の可能性に、今から期待が高まります。クラウドたちの旅は、まだまだ私たちを楽しませてくれそうです。この壮大な物語がどこへ向かうのか、続報を楽しみに待ちましょう。