物理学
夏の夕立で空を引き裂く稲妻。あの圧倒的な自然現象を、机の上の小さなプラスチックの塊で再現できるとしたらどうでしょうか。「雷を箱に閉じ込めるコンセプト、雷雲を親指サイズに縮小」とGizmodoが報じた研究が、雷研究の常識を変えるかもしれません。ペン…
ボールを投げれば放物線を描き、月は地球の周りを回り続ける。こうした運動の「道筋」を支配してきたのが、アインシュタインの一般相対性理論です。ところが、「粒子はアインシュタインの経路に従わないかもしれない」というウィーン工科大学の新研究が、こ…
電気を一切ロスなく送れる「超伝導」。もし室温で実現できれば、送電線のエネルギー損失は消え、電気代は劇的に下がり、リニアモーターカーも今よりはるかに安く運用できるようになります。そんな夢の技術に一歩近づく発見がありました。「67年前に予言され…
私たちの身の回りにある物質は、すべて「ボソン」と「フェルミ粒子」という2種類の粒子で構成されています。ボソンは光子のように互いにすれ違うことができ、フェルミ粒子は電子のように同じ場所に重なり合わない性質を持っています。しかし、物理学の世界で…
宇宙の夜空を見上げた際、そこに広がる見えない質量について深く考えたことはあるでしょうか。最新の研究が、長らく宇宙の謎とされてきたダークマターの存在を問い直し、全く新しい視点を提供しています。ダークマターとは、光と相互作用せず重力効果のみが…
宇宙に浮かぶ無重力の空間は、地球上では決して聞こえない「音」が存在する場所かもしれません。しかし、物理法則によれば、真空状態の宇宙では音を伝える空気などの媒体がないため、音は伝わらないはずです。NASAの探査機が収集した電磁波データを変換して…
夜空に輝く無数の星々の中には、時に物理学の常識を覆すような、謎に満ちた天体が存在します。NASAのX線観測衛星NuSTARが発見した「M82 X-2」もその一つです。 地球から約1200万光年離れたM82銀河に位置するこの天体は、太陽の実に1000万倍もの明るさで輝い…
約100年にわたり、その存在が予測されながらも正体不明だった謎の物質「ダークマター」。宇宙の大部分を占めるとされるこの物質の正体が、ついに解明されるかもしれません。 東京大学の研究チームが、NASAのフェルミ・ガンマ線宇宙望遠鏡の最新データを分析…
私たちが日々当たり前のように感じている「重力」。しかしその正体は、現代物理学における最大の謎の一つです。原子や電子といったミクロな世界の法則を説明する「量子力学」と、惑星や宇宙といったマクロな世界の法則を解き明かす「一般相対性理論」。この…
物理学の基本ルールを覆す可能性を秘めた、「本当に奇妙な」現象が報告されました。海外の科学ニュース「物理学のルールを覆す、本当に奇妙な量子の発見」によると、本来は電気を全く通さないはずの絶縁体の内部で、まるで金属のように電子が振動する量子振…
宇宙の大部分を占めるとされながらも、謎に包まれた存在「ダークマター」。私たちの身の回りにある物質とは異なり、光に反応しないため直接観測することはできません。しかし、その重力的な影響から存在が確実視されています。このダークマターが、私たちが…
スマートフォンやパソコンが今の想像をはるかに超える計算能力を持ったら、私たちの生活はどう変わるでしょうか。 そんな未来を担うかもしれない「量子コンピュータ」について、驚くべき研究結果が発表されました。この最先端技術は、かつてないスピードで問…
精子がまるで意思を持っているかのように泳ぐ、あの独特の動き。実はその動きが、物理学の基本法則である「作用・反作用の法則」を無視している可能性があることが、近年の研究で明らかになりました。これは、私たちが普段経験する世界とは全く異なる、ミク…
AIが、物理学の世界で100年以上も未解決だった難問を解決するという画期的な成果が発表されました。これは、物質の性質を解明する「統計物理学」という分野における大きな進歩で、新しい材料の開発など、幅広い分野に影響を与える可能性があります。 この成…
宇宙の最も謎めいた存在、ブラックホールの中心部で、一体何が起きているのでしょうか? 2019年に人類史上初めてその姿が捉えられた、超大質量ブラックホール「M87」。この偉業から数年、イベントホライズンテレスコープ(EHT)の観測網はさらに進化し、M87…
マサチューセッツ大学アマースト校(UMass Amherst)の物理学者チームが、今後10年以内にブラックホールが爆発する可能性は90%に上ると予測しています。この歴史的な出来事が観測されれば、物理学の理解を根底から覆し、宇宙の歴史を書き換えるかもしれませ…
ダイヤモンドや鉛筆の芯と同じ炭素から作られる新素材「グラフェン」が、物理学における長年の謎を解明する鍵となりました。インドと日本の共同研究チームは、グラフェンの中で電子がまるで抵抗のない液体のように振る舞う「ディラック流体」という特殊な状…
私たちの身の回りには、目に見えるのに仕組みは不思議なものがたくさんありますよね。今回ご紹介するのは、まさにそんな「見てわかる」新しいタイプの「時間結晶」のお話です。 「時間結晶」という言葉を聞いたことはありますか?これは物質が一定の時間周期…
私たちの日常を取り巻く現象から広大な宇宙の成り立ちまで、すべてを理解する上で物理学は欠かせません。中でも、私たちの日常感覚とはかけ離れた不思議な現象に満ちた量子力学の世界では、遠く離れた2つの粒子の状態が互いに影響し合う、まるでテレパシーの…
最近、AI(人工知能)が物理学の未知の法則を発見したという、科学界を驚かせるニュースが報じられました。舞台となったのは、私たちの身近にありながら、実は宇宙の99.9%を構成するとされる「プラズマ」です。オーロラの輝きや恒星の内部もプラズマで満たさ…
マサチューセッツ大学アマースト校の大学院生が、常識を覆す発見をしました。油と水、ニッケル粒子を混ぜ合わせた液体が、かき混ぜると特定の形を記憶し、その形状を保ち続けるというのです。この「形状回復液体」は、熱やエネルギーの法則を扱う「熱力学」…
時間は一本道じゃない?「3次元時間」ってなに? 普段、私たちは時間を「過去→現在→未来」という一本の道を進んでいるように感じています。しかし、米科学メディアPhys.orgの記事New theory proposes time has three dimensions, with space as a secondary …